PRIDE男祭り

あけましておめでとうございます。
きのうはPRIDE男祭りを生観戦してきました。
ライト級・ウェルター級トーナメントの決勝があったりミドル級タイトルマッチがあったりと、注目度の高い試合が多かったですね。
気になった試合を振り返ってみます。

エメリヤーエンコ・ヒョードル VS ズール

ヒョードルが負けるところはちょっと想像できませんが、200cm・185kgの体格のズールが押す場面もあるのではないかと予想していました。
しかし蓋を開けてみると一方的な展開でヒョードルの秒殺勝ちでした。
あの巨体をパンチ1発で沈めてしまいますか。
しかも追い打ちに行くときの動きが半端じゃなく速い。
改めてヒョードルの強さが際だった試合でした。
グランドでノゲイラに何もさせずスタンドでミルコを押すんですから穴が見つからないです。

五味隆典 VS 桜井“マッハ”速人

ライト級グランプリの決勝。どっちが勝ってもPRIDE初の日本人チャンピオンです。
序盤は互角の展開でマッハがローキックをきれいに当てていく場面もありました。
グランドの展開になるとすかさず五味がバックマウントを取りパンチの連打を浴びせます。
マッハは何とか立ち上がりましたが、五味が右フック・左ストレート・右フックをきれいにヒットさせKO勝ちを納めました。
五味はこれでPRIDE10連勝です。
日本人選手が活躍するのは心強いですね。

ミルコ・クロコップ VS マーク・ハント

この対決をPRIDEで見る日が来ようとは時代も変わったものですなあ。
この2人はK-1で対戦していてそのときはミルコが判定勝ちしています。
今回も総合格闘技経験の長いミルコが有利と大会前は予想していました。
試合はすべてスタンドの展開で立ち技の試合を見ているようでした。
結果は2対1のスプリットデシジョンでハントの勝ちでした。
手数は互角に見えましたがミルコはハントの攻撃でかなりぐらつかされていたのでダメージの判定で差がついたようですね。
ミルコのハイキックもクリーンヒットしてたように見えたのですが、あれが効かないのはハントがすごいとしか言いようがありません。
ミルコは今回珍しくリングシューズを履いてきたりしてたのでいやな予感がしていました。
連戦に次ぐ連戦なのでちょっと休養して調子を戻してほしいです。

ヴァンダレイ・シウバ VS ヒカルド・アローナ

ミドル級タイトルマッチという名目ですが、8月にトーナメントでアローナがシウバに勝っているのでリベンジを挑むのはシウバということになります。
1ラウンドはシウバがうまくテイクダウンを防いでアローナをコントロールしていましたが、2ラウンドの後半あたりからはアローナのタックルが決まりアローナが上になっていることが多くなりました。
ほぼ互角の試合内容でマストシステムでなければドローが妥当かと思いましたが、2対1のスプリットデシジョンでシウバがベルトの防衛に成功しました。


2005年はPRIDEを3回、K-1を1回生観戦しに行ってしまいました。
生観戦は楽しいのでまた行こうと思います。
2006年は自分がやる方も復活したいですね。