PRIDE31

さいたまスーパーアリーナに観に行ってきました。
PRIDEの開会前には横の広場でイベントをやってるんですが今回は、シウバ、ニンジャ、ヒョードルと豪華な顔ぶれでした。
ヒョードルの写真を撮ってきてしまいました。
今大会は無差別級グランプリの布石ということで本来の階級を超えたマッチメイクが多くなっています。
気になった試合を振り返ってみます。

高阪剛 VS マリオ・スペーヒー

日本とブラジルの重鎮対決。
序盤にマリオのパンチがきれいにヒットし、高阪は押され気味の展開になります。
両者パンチの撃ち合いになりその中で高阪がマリオのテンプルに的確にフックをヒットさせダウンを奪いそのまま畳みかけて試合を決めました。
それほど強いパンチには見えなかったのですが急所への打撃の威力ですね。

セルゲイ・ハリトーノフ VS アリスター・オーフレイム

ヘビー級4強のハリトーノフとミドル級4強のアリスターの試合です。
いきなりアリスターハリトーノフテイクダウンしサイドポジションを奪います。
そのままハリトーノフに何もさせず顔面に膝蹴りを打ち込みレフェリーストップとなりました。
ハリトーノフがここまで完封されるのは初めて見ました。
アリスターは去年から引き続き大ブレイクですね。
ハマったときのアリスターは驚異的です。

マウリシオ・ショーグン VS マーク・コールマン

去年ミドル級グランプリを制したショーグンですが、今回はヘビー級のコールマンと対決ということで体重を103キロまで上げてきました。
コールマンは101キロだったのでショーグンの方が重いことになります。
試合はコールマンが圧力をかけていきテイクダウンを奪いますがショーグンは下から三角締めを狙ったりとめまぐるしい展開になります。
そしてコールマンのタックルが決まりショーグンが倒れた瞬間突然レフェリーが試合を止めます。
コールマンは何が起こったのかわからない様子。
VTRを見るとショーグンが倒れて手を付いたとき腕が曲がってはいけない方向に曲がっていました...
格闘技である以上しょうがないですが無念です。
完全な復活を祈ります。

マーク・ハント VS 西島洋介

ボクシングから総合に転向した西島と年末にミルコを退け勢いに乗るハント。
西島がハントのパンチを見切りボクサーらしい非常にきれいなパンチを出していきます。
しかし体格に勝るハントが圧力をかけていきパンチと膝蹴りのコンビネーションでダメージを蓄積させていきます。
西島は3ラウンドでついに力尽きダウンを喫してしまいました。
しかしハント相手によく戦ったと思います。
ハントの試合は名勝負率が高いですね。
K-1に出場したボクサーはローキックに苦戦することが多いですが、総合ではキックが得意な選手は少ないのでむしろボクサーが活躍する余地は多いかもしれません。


今年は無差別級グランプリがありますが個人的にはあんまり賛成じゃないです。
体格を活かした大味な戦いより技術戦のほうが見たいです。
アリスターやショーグンのようにヘビーの体を作ってこられるならまだいいですが田村や中村はほとんど何も出来ていませんでした。
ハント対西島は面白かったですが階級を超えたマッチメイクは大晦日とかだけでいいような気がします。