PRIDE無差別級グランプリ2006開幕戦

桜庭和志がHERO'S移籍とは... 最近PRIDEはいい話がありませんね。桜庭は好きな選手なので適正階級でがんばってほしいものです。
無差別級GP開幕戦の試合を振り返ってみます。

高阪剛 VS マーク・ハント

負けたら引退の宣言をしている高阪と大晦日にミルコを下し勢いに乗るハントの試合です。
序盤から高阪は元K-1王者のハントに一歩も引かず打ち合いを挑みます。バックマウントを奪い後一歩のところまで追いつめますが、ハントの打撃の前に沈みTKOとなりました。TKの気合が伝わってくる試合でした。

ジョシュ・バーネット VS エメリヤーエンコ・アレキサンダー

大会の中で最も実力の伯仲したヘビー級の強豪対決です。
アレキサンダーがジョシュの寝技につきあわず打撃で押す展開となりました。1Rはアレキサンダーが優勢でしたが、2Rにアレキサンダーのスタミナが切れたところをジョシュがテイクダウンしV1アームロックでタップを奪いました。
ジョシュはミルコ戦とは比べものにならないくらいシェイプアップして動きがよくなっています。トップ戦線に食い込んでいくのが楽しみです。

藤田和之 VS ジェームス・トンプソン

3年ぶりにPRIDEに参戦する藤田と人気も実力も上昇中のトンプソンの対決です。
トンプソンがいつもの突進をせず冷静にパンチ、膝蹴りをヒットさせていき藤田は苦しい展開になりました。藤田の再三のタックルもトンプソンは冷静に対処します。しかし起死回生の右フックをヒットさせると一気にパンチの連打で巻き返し最後はKOを奪いました。自分より一回り大きいトンプソンをパンチでKOできる日本人は藤田しかいないでしょう。3年のブランクは大きいですが期待してしまいます。


2回戦進出は、ヒョードルノゲイラ、ミルコ、吉田、藤田、ジョシュ、ハント、ファブリシオとなりました。順当といえば順当ですがまたすごいメンツですね。次の試合が楽しみです。