第31回全日本けん玉道選手権大会

出場してきました。結果は、予選17点で6位タイ通過、決勝はベスト8でした。かなりの激戦区の中、近年まれに見る奮闘だったと思います。
これで全日本選手権は7年連続本戦出場、通算戦績は7勝7敗になりました。まだまだ現役でがんばりますよ。
今日はペナルティのワッキー氏がゲストで来られていました。三段の認定試験に挑戦されていましたがはねけんのところで惜しくも不合格でした。次回か次々回あたりのさんまのからくりTVの中で放映されるらしいので見られる方はチェックしてみてください。
本日の戦績をメモしておきます。

1回戦: VS 2008年度西成選手権王者

No 技名 自分 相手
3 うぐいすの谷渡り (後)○ (先)×
12 掛け軸返しとめけん (先)○○○ (後)○○○
9 すべり止め極意 (後)○○ (先)○×

1回戦は昨年の西成選手権王者との対戦です。私も2回戦で敗れている相手で、油断できる相手ではありません。
第1選技、相手の先攻でうぐいすの谷渡りとなりました。不得意ではありませんが、できない選手はいないのであまり引きたくない技です。1回目、相手が失敗、私が成功して1本先取しました。小皿うぐいす〜けんのとき、やや静止が甘かったかなと思いましたが、案の定後から口頭で注意されました。少し焦りが出てしまったようです。
第2選技、私の先攻で、12番を引きたいと思ってたら12番を引きました。掛け軸返しとめけんには自信を持っているので、勝ちを引き寄せたかと思いましたが、相手も3回成功してドローになりました。最近では普通の技になってしまったようです。
第3選技、相手の先攻ですべり止め極意となりました。これも得意な技ですが、できない選手はいないので油断はできません。やや緊張があったか相手が失敗し、私が成功して2本目を取りました。

結果: 2対0で勝ち

2回戦: VS 2008年度全日本選手権王者

No 技名 自分 相手
11 月面着陸 (後)○ (先)×
10 円月殺法 (先)○ (後)×

2回戦は無敵といわれる前年度王者との対戦です。私が関西にいた頃に五分五分だった時期もありましたが、ここ数年では異次元の域に達していてほとんど勝てる見込みはありません。あるとすれば相手の1ミスで逃げ切る形だと思っていました。
第1選技、相手の先攻で月面着陸となりました。1回目、相手が失敗し会場がどよめきました。私は成功し1本先取しました。1本先取したとはいえ、タイム競技になれば分が悪すぎるので全く油断できません。
第2選技、私の先攻で円月殺法を引きました。非常に得意な技なので3回成功することは容易です。1回目、落ち着いて成功させました。ここでまたも相手が失敗し会場がどよめきました。
前王者の初戦敗退(1回戦はシード)は今大会最大のアップセットだったと思います。

結果: 2対0で勝ち

準々決勝: VS 2008年度全日本もしかめ準優勝者

No 技名 自分 相手
2 つるし一回転飛行機〜はねけん (先)× (後)○
3 うぐいすの谷渡り (後)×○○ (先)×○○
10 円月殺法 (先)○ (後)×
- タイム競技B × ○(30秒)

準々決勝は前年度全日本もしかめ準優勝者との対戦です。対戦するのは初めてですが、ベスト8に残った選手で油断できる相手などいません。
第1選技、私の先攻で、最も引きたくないと思っていた2番を引いてしまいました。1回目、つるし一回転飛行機は何とか決めましたが、玉を掴みそこねて玉の下半分を指2本で支える形になってしまいました。ここからはねけんを決めることができず失敗しました。相手は成功し、1本先取されました。
第2選技、相手の先攻でうぐいすの谷渡りとなりました。1回目、相手が失敗しましたが、私も失敗しました。2回目、3回目は両者成功でドローとなりました。
第3選技、私の先攻で、「10番来い」と思ったら10番を引きました。今日の引きの強さは異常です。全日本選手権円月殺法を引いて失敗したことはたしかまだないので、余裕を持って成功し、1本取り返しました。
1対1になったのでタイム競技となりました。ノーミス28秒で勝率7割と考え、そのペースで行うことにしました。ヨーロッパ一周まではノーミスで、地球まわしで失敗しました。このとき、相手が(たぶん)うぐいす〜けんを成功させた音が聞こえてしまい、焦りが生じてしまいました。うぐいす〜けんは成功しましたが、はねけんを失敗し、これが致命的になりました。一回転飛行機を成功するか否かの時に相手が終了し、それまでとなりました。タイムは30秒台だったので、作戦は正しかったですが技量が足りませんでした。

結果: 1対2で負け