fit-PC2 + 某不思議なチューナー

fit-PC2が先週届いてました。直販サイトで注文してから1週間くらいで届きました。イスラエル→トルコ→ドイツ→フィリピン→日本という経路で届いたようです。UPSの貨物追跡を見るのが楽しかったです。
価格はディスクレスのモデルで本体$305、送料$55で、日本円で合計\34,000くらいでした。日本の代理店の販売価格は\42,800なので、送料を含めても個人輸入の方が割安です。
ディスクレスのモデルを注文していたのですが、なぜかHDDがついててWindows XPがインストールされたモデルが届きました。伝票はディスクレスのモデルになっていたのでミスのようです。500GBのHDDをすでに買っていて、Windowsもライセンスが余っているのであまり意味がありませんが、日本円で9000円くらいの価格差があるのでラッキーと思っておきましょう。
この超小型PC、いろいろと活用方法は考えられますが、私はHDDレコーダーの類を持っていなかったので、Fが付く某不思議なチューナーと組み合わせてHDDレコーダー代わりにすることにしました。結果、あっさりと動作しました。さすがに録画しながら視聴やエンコードは厳しいですが、非圧縮での録画だけなら問題なしです。非圧縮でも70時間くらいは録画できるので、とりあえず録画しておいて、必要なものはメインPCでエンコードして残すという使い方ができそうです。

いくつか問題があったのでメモしておきます。

1. 熱い
いかに低消費電力とはいえ、PCを手のひらサイズに詰め込んだ上、ファンやヒートシンクもない(というか、筐体自体がヒートシンク)のでかなり熱くなります。SpeedFanで見たところ、アイドル時でCPU 55℃、HDD 45℃くらいになっていました。何とか許容範囲の気もしますが、高負荷時はCPUが60℃くらいになるのでちょっと心配です。
そこで、CPU用の大きめのヒートシンク(ジャンク屋で200円くらいで購入)を筐体の上に載せてみたところ、アイドル時でCPU 45℃、HDD 40℃くらいまで下がりました。夏でこれなら問題ないでしょう。

2. 時計が遅れる
録画支援ソフトのTvRockを起動していると、PCの時計が1分あたり5〜10秒程度遅れるという現象が発生しました。TvRockを起動していないときは遅れないので、ハードウェア故障ではないようです。これだけ遅れると使い物にならないので、ntpdateで1分に1回、自宅サーバのntpdと同期するようにしました。秒針の動きがめちゃくちゃになるのであまり好ましくはありませんが、予約録画はちゃんと動いているようなのでとりあえずよしとしておきます。