PRIDE34

さいたまスーパーアリーナに観に行ってきました。
DSE主催の最後の興業となるPRIDE34。前日までカードが決まらないという前代未聞の混乱っぷりで、もはや開催されただけでも奇跡に近いのかもしれません。

バタービーン VS ズール

180cm, 185kgのバタービーン対200cm, 185kgのズールのスーパーヘビー級対決。煽り映像では某谷川氏の「ビーストコールですね」に会場は大受けでした。こんなのやっちゃっていいのかね。
パンチの打ち合いからズールがテイクダウンしますが、ビーンがガードポジションを瞬時に返し、アームロックでフィニッシュを決めました。この人は見た目に似合わずかなり器用です。バタービーン柔術恐るべし。

滝本誠 VS ゼルグ"弁慶"ガレシック

久々の登場となった滝本と、クロアチアの未知強弁慶との試合です。
弁慶が打撃で押していきいいパンチが入りますが、瀧本がオモプラッタからアームロックできれいに仕留めました。今日は動きが冴えていました。

青木真也 VS ブライアン・ローアンユー

目下絶好調の青木と、ヒョードルと同門のローアンユーの試合です。
打撃ではストライカーのローアンユーが優勢か、青木が押される場面も見られます。グラウンドの展開になると青木が器用に腕ひしぎ十字固めを極め一本勝ちを奪いました。青木は打撃の防御が危なっかしいように見えるのでストライカー相手だと苦戦するかもしれません。

ソクジュ VS ヒカルド・アローナ

前回強豪ホジェリオをKOしたソクジュと、ホジェリオと同門のアローナの試合。本日最も注目の一戦です。
ソクジュは重いローキックでアローナを牽制します。アローナもローキックを放ちますがなかなか踏み込めない様子。アローナが片足タックルを仕掛けますが、ソクジュは柔道仕込みの重い腰でしのぎます。離れ際、ソクジュが放ったアッパーがアローナの顎を捉え、アローナは仰向けにダウン。そのままレフェリーストップとなりました。
ホジェリオに引き続きアローナまでもワンパンチで沈めてしまうとはソクジュ恐るべし。アローナのタックルをしのいだのもすごすぎです。次はシウバかショーグンでしょうか。


チャンピオンクラスが不在で少し寂しい大会でしたが、そういうときには好試合が連発するというジンクスがあるようで、全試合1ラウンド決着という非常にテンポのよい大会でした。次回以降はどうなっていくんでしょうかね。