続・Intel Atom de Solaris - D945GCLFのNIC

1日格闘しましたがだめでしたorz
RTL8102ELはまだ新しすぎてドライバが対応してないようです。PCI Express接続なのに100BASEしか対応してないという中途半端なスペックなので、なんでこんなのを採用したのか理解に苦しみます。
挫折してますが何かの役に立つかもしれないのでやったことをメモしておきます。

rgeドライバ

Nevada b91をインストールすると、NICが認識され、rgeドライバが入ります。一見正常に動作しているように見えたのですが、まともに通信できませんでした。全く通信できないならわからなくもないですが、pingは通るのにTCP/UDPの通信ができないという現象は初めて見ました。
→ 後日解決 http://d.hatena.ne.jp/shakemid/20080629/1219755777

rtlsドライバ

Realtekが配布しているSolaris用のドライバを試してみました。
Realtek: Drivers & Utilities
RTL8101Lという似たような型番があるので動くかなと思ったんですがだめでした。

# unzip rtls211.zip
# sh ./Install
...

# prtconf -pv
  PCI IDを調べる

# vi /etc/driver_aliases
                                                                                  • -
rge "pciex10ec,8136" ←削除 -- rtls "pciex10ec,8136" ←追記
                                                                                  • -
# devfsadm -i rtls # ifconfig rtls0 plumb # ifconfig rtls0 192.168.x.x netmask 255.255.255.0 broadcast 192.168.0.255 up

ドライバがアタッチでき、IPアドレスも割り当てられたので正常に動作するかと思ったのですが通信できませんでした。pingすら通らなかったのでrgeドライバより状況は悪くなりました。

rfドライバ, ganiドライバ

Free NIC drivers for Solaris で公開されているドライバです。

いずれもRealtek用のドライバで広く使用されていますがdevfsadmでドライバをアタッチするところで失敗してしまいました。

というわけで、RTL8102ELはドライバの対応を待つしかなさそうです。さすがに自分でドライバを書くのは敷居が高いです。

NIC増設

かなり敗北感がありますが、NICを増設することにしました。
USBのNICBuffalo LUA2-TX を試してみたところ、Free NIC drivers for Solaris のupfドライバで動作させることができました。しかし、このNICUSB1.1なので非常に遅いです。実測で4Mbpsくらいしか出ませんでした。

もうだんだん疲れてきたので、1つしかないPCIスロットを消費してNICを挿してもいいかなと思ってきました。条件は以下のような感じで

  1. もうRealtekは嫌だ。できれば他のベンダで。
  2. でも安価で。
  3. HCLに載ってるか、Free NIC drivers for Solaris で検証されているもので。
  4. Low Profileサイズでないとヒートシンクと干渉するのでLow Profileで。
  5. 100Baseではさみしいかなと思っていたのでどうせならGigabitで。

いろいろ探してみて条件をすべて満たすものとして、 玄人志向 GbE-PCI2 を買うことにしました。

  1. チップはVIA VT6122
  2. 実売価格1000円台前半
  3. Free NIC drivers for Solaris で動作検証されている
  4. Low Profile対応
  5. Gigabit対応

たぶん大丈夫だと思いますがこれでだめだったら泣きます。