PRIDE武士道其の十

有明コロシアムまで見に行ってきました。
今日はやたらと寒かったです。有明コロシアムは空調ないんでしょうか。
注目していた試合を振り返ります。

ルイス・アゼレード VS ヨアキム・ハンセン

ライト級の強豪外国人対決です。次期王者挑戦者決定戦と言ってもいい試合です。
両者とも立ち上がりから良い動きでスタンドでもグランドでもレベルの高い互角の展開となります。
ハンセンが下になったときアゼレードがロープを掴んで踏みつけを繰り出します。あからさまに故意だったのでイエローカードが出されました。
これでハンセンはダメージを負って劣勢になったかに見えましたが、アゼレードが頭を下げるのに合わせて膝蹴りをヒットさせ一撃でダウンを奪いました。
この人顔は怖いですが勝ったときは全身で喜びを表現するナイスガイです。
しかし失礼ながら26歳には見えない(笑)

ムリーロ・ニンジャ VS パウロ・フィリオ

今回初めて階級をウェルター級に落としてきたニンジャと、去年からウェルター級で戦っているフィリオの試合です。
1Rフィリオがニンジャを持ち上げ強引にテイクダウンします。そのまま上のポジションをキープしニンジャに何もさせません。2Rになってもフィリオが上になりニンジャを完封するという展開になりました。
去年のグランプリではリザーバーだったフィリオですが王者となれる力があると思います。
ニンジャは今後が苦しくなってしまいました。

近藤有己 VS フィル・バローニ

満を持してウェルター級に参戦する近藤と強豪バローニの試合です。
ニンジャVSフィリオと同様に今後のウェルター級戦線を占うのに重要な一戦です。
これまでミドル級で自分より体重の重い選手と戦ってきたぶん近藤が有利と考えていました。
しかしふたを開けてみるとパンチのラッシュでわずか25秒でバローニのKO勝ちとなりました。
近藤も後がなかっただけに今後が苦しそうです。

五味隆典 VS マーカス・アウレリオ

ライト級王者となった五味の試合です。相手のアウレリオは弱くはないもののそれほど警戒する相手ではないと思いました。
試合が始まってみるとどうも五味の動きがおかしいのです。あまり集中できていないような感じに見えました。
アウレリオのジャブをかわせずに食らってしまいます。そしてきれいにテイクダウンされ防戦一方の展開になります。
一度は振りほどきますが再び下になり肩固めを極められ一本負けを喫してしまいました。
桜井“マッハ”速人がリング下で複雑な表情をしていました。無理もないです。
まだタイトルマッチも控えているのでここで終わらずにモチベーションを高めて戻ってきてほしいと思います。