Dual Core Atom de Solaris

D945GCLF2に Nevada(SXCE) b98 をインストールしてみました。基本的に、D945GCLFと同じやり方で動作したので簡単にまとめておきます。

CPU

Atom 330は2コア2スレッドなので、psrinfoなどで4つのCPUがあるように見えます。

$ psrinfo
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ベンチマークを取ったわけではありませんが、GNOMEを操作してみたり、Firefoxを使ってみたところ、D945GCLFと比べて体感できるレベルで速いと感じました。
Solarisマルチプロセッサ時にスケーラブルに性能が向上すると言われているので、AtomのようなCPUは相性がよいかもしれません。

VGA

OSインストール時に自動的に認識され、問題なく使用できます。

USB

USBキーボード、マウスは問題なく使用できます。
USBストレージはホットスワップで認識できました。

NIC

rgeドライバが自動的にロードされます。ただし、D945GCLFと同様に、そのままではpingは通りますがTCP, UDP通信ができない状態になります。
/etc/systemに以下の記述を追加するワークアラウンドTCP, UDP通信もできるようになります。追記後にOSの再起動が必要です。

set ip:dohwcksum = 0

参考:

Audio

OSインストール直後には使用できません。別途OSSのドライバをインストールすれば使用できるようになります。

電源

マザーボードの電源コネクタが20pinから24pinに変更されています。手持ちのDirac Noah 800 に付属の電源は20pinなのですがなぜか起動しました。
消費電力はエコワットで測定してみたところPC全体で32ワットくらいでした。電気代は1ヶ月にだいたい500〜600円くらいかかるようです。